最近、イオンなどのスーパー手動でエコキャップ運動が広まっています。
自治体や、学校でも大きな運動として取り組んでいる所が多いです。
この運動を調べる機会があり、調べてみたところ驚く情報がありました。
この活動は、あるページで以下のような内容でかかれていました。
——
小さなキャップでも、分ければ資源リサイクルして価値ある材料に
ゴミとして焼却処分されますと、キャップ400個で3,150gのCO2が発生します
ペットボトルのキャップをみんなで集めようキャップは400個で10円になります
ポリオワクチンは1人分20円、20円で1人の子どもの命が救えます
——
キャップ800個を集めれば子供の命が1人助けることができる。
非常に良い運動だ、私も微力ながらに集めていました。
これを運動として広めていけたら非常に良いことだと考えました。
そこでこれがどのような仕組みでワクチンに変わるのかを調べてみました。
すると、驚くことに、キャップを集める行動は無駄な活動であるというWebでの
記述が多いことに気付きました。
読んでみるとどの記述内容はおおよそ同じようなことを書いている。
「キャップを集めてリサイクルすることはエコ活動にはならない」
「極めて効率の悪い社会貢献」
ワクチンを提供できる仕組みは、キャップを回収業者に売ることで得れるお金を
もとにワクチンを購入するという単純な仕組みでした。
これを実際の数字にしてみると、
■ペットボトルキャップ 1個 約4g 400個 10円
⇒1kg 6円
⇒ポリオワクチン 1本 を購入する為には3.3kg(800個)必要
⇒配送料として、エコキャップ推進協会(http://ecocap007.com/)
へ送付するのに約1000円程度かかります。
これだけ見たら、圧倒的に送料の方が高く、話にならない。
それではもっと効率の良いリサイクルはないのか?
良く町でアルミ缶を集めているのを見かけます。
私の調べではアルミが一番リサイクルとして向いているようです。
■アルミ缶 1個 約16g(350ml缶) 1kg 100円
⇒1個 1.6円
⇒ポリオワクチン 1本 を購入する為には200g(13個)必要
⇒リサイクル業者に持ち込めば配送料はかからない。
アルミのリサイクルの方が60倍以上効率的。
・・・
しかし・・・・
そもそもポリオワクチンって・・・
調べてみると、
■ポリオ
急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん、poliomyelitis)は、
ポリオ (Polio) とも呼ばれ、ピコルナウイルス科、エンテロウイルス属
のポリオウイルスによって発症する感染症のこと。
日本では、脊髄性小児麻痺(略して小児麻痺)と呼ばれている。
日本では1980年を最後に患者は発生していない。世界的にも減少中であり、
2008年のデータでは統計で世界で600人ほどとなっている。
http://www.forth.go.jp/keneki/fukuoka/kuko/homepage/kansen%20ryuko%20joho/2008kansen%20ryuko%20joho/20080616.pdf
一般的に1日6000人がポリオで死んでいるというデータは一体何年前のデータ
なのか。
啓蒙的な活動としては良いのかもしれないが、やっている行動自体は自己満足
的な活動になってしまうのではないかと感じる所です。
普段、このようなことを考える機会がすくないですが、より効率的で、地域の
プラスとなることを考え、今年のなにわ淀川花火大会にて、
ごみ問題の啓蒙活動としてなんらかの活動に取り組む予定です。
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