なにわ淀川花火大会の運営に携わって色々な勉強をさせてもらったと思います。
55万人以上の観覧者と5万人の有料観覧者を相手にした運営は1人の力では到底成し得ない
規模でした。生まれて一番無力感を感じた2日間でした。
- 2万人の有料観覧者へのお弁当配り
- 3万人の有料観覧者へのチラシ、うちわ配り
- 川沿いの警備
- 迷子・急病人対策
- インフォメーション
- 会場内の清掃・ゴミ分別
- 有料席ステージ・FM放送
- VIP観覧者のアテンド
これらの計画を作成しましたが、やることの多さ、関係者との打ち合わせで仕事もまともに
できない日々が続きました。
そこまでしてなぜやるのか、おそらく、ここまで大変だと思わなかったのが答えだと思います。
一度引き受けてしまったので、途中で投げ出すわけにはいかない、失敗させるわけにはい
かない。ただそれだけでした。
自分だけではない、関係するみんな忙しいし、別に用事をたくさん持っている。
やれる人がやれるだけ全力を出して協力しあう、そういう状況が実現できていたと思います。
たしかに、事前準備が不十分だった人もいる。
当日寝坊するひともいる。
不本意にも休むひともいる。
ただそれもそれぞれの人の状況があり、絶対値で計るものではないということを感じさせて
くれるくらい、団結できたと思います。
エピソードはたくさんあるが、1つだけ紹介しておきます。
当日、花火が終わり、22:30にボランティアの解散が告げられた、
ところが、
今回の目的の1つである段ボール、ペットボトル、缶の分別回収・リサイクルについて1つ問題が発生した。
段ボールが全く集まっていない。
会場のいたるところにつぶされないままつみあがっている段ボールが点在している。
明日には段ボールの回収業者さんが来てくれる。
私は、委員会のみんなに、お願いした。
「このままだと、明日来てくれる業者に申し訳がたたない。みんな集めるのに協力して!」
ある人が声をあげた、
「よし集めるぞ!」
みんなも言った。
「いくぞ!いくぞ!」
総勢30名、ほとんどの委員会メンバが一丸となって段ボールの収集に協力してくれた。
すごいことだと思う。ひとつになれた感じがした。
多くの時間をさける人も、さけない人も思いは一つ、それを各自が理解して、尊重することで
団結が生まれることを学びました。
なにわ淀川花火大会自体も町の人たちに元気を与えている花火大会だとは思いますが、
そこにかかわるたくさんの人の思いを成就させる一つの象徴のようにも思える大会でした。
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