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  • メルマガ読者の皆様

    ヨドックメルマガ第20号です。
    今回の編集担当は大野です。

    皆様 梅雨入りし、雨の日も多くなってまいりました。いかがお過ごしでしょ
    うか。

    ちょうど9年前のこの時期に私は結婚式をあげたのですが、場所は住吉大社
    でした。土砂降りで境内が川のようにあふれ、滝のように落ちる雨の中を、
    紋付き袴、白無垢に角隠しの和式の婚礼で境内を500メートルほど練り歩きま
    した。祝いに来てくれた人も皆びしょ濡れで大変だったと思います。

    その後のスピーチは定番ではありますが、「あいにくの雨ですが、昔から
    『雨降って地固まる』と言われますように、本日の雨が、お二人の絆をより
    強くしてくれるでしょう」てな感じでした。

    直観的には迷惑な雨ですが、雨が沢山ふってくれるおかげで豊かな生活がで
    きている事実を考えると、そのようなに思ってしまうことは罰当たりな考え
    だなとふと思う今日この頃です。

    それでは、今月のヨドックメルマガをお送りします。

    このメールマガジンは、株式会社ヨドックのお客様、またはスタッフがお会
    いさせて頂いた方に配信させて頂いております。
    配信停止を希望される場合は、お手数をお掛け致しますが、このメール最後
    のURLから配信解除を行って頂ければ幸いです。

    ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□
    ◇◆◇ ヨドック見聞録           vol.20 2015.06.15
    ◆◇◆                   http://www.yodoq.com
    □■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■

    ┃I┃N┃D┃E┃X
    ┗━┗━┗━┗━┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    [1] 教育の必要性ってなに?(今月の一期一会)

    [2] ヨドックの見方

    [3] KIKAQ情報通信

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    [1] 今月の一期一会
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

           教育の必要性ってなに?
                                 大野 育生

    弊社では毎年かなり力を入れた新人教育を行っています。4月1日から始まり
    7月の末までの4か月間、現役SEが専属でみっちりと教育します。
    自習として勉強している時間も含めるとかなりのハードなカリキュラムとな
    っています。
    学ぶほうも大変ですが、教える講師の方も本気でぶつかる必要があり、予備
    校の熱血指導を彷彿とさせるような内容です。
    そもそもそのような教育カリキュラムを作って技術者を育てようと考えたこ
    とには私の過去の苦い経験がありました。

    新人の時の私は今から思えばかなり歪んだ考えをもっていました。社会人に
    なった年が25歳で年齢的にも周りより2,3歳年上で、これまで勉強してきた
    化学に関する内容とは全く異なるソフトウェア業界ということで焦っていた
    ことも原因だったと思います。

    人に教えるという行為は自分の頑張って勉強したことを盗まれるような、マ
    イナスな考えをもっていました。
    SEの神様と言われていた馬場史郎さんにも疑問をぶつけたことがあります。
    「人に何かを教えるという行為は自分にとって損をする行為だと思っていま
    すが、なぜしなければいけないのでしょうか?」こんな質問をしていました。
    それほどその時は斜めな見方しかできませんでした。

    私の周辺では、教育は大切だと思いながら、漠然と重要だと思っている人が
    ほとんどで、具体的になぜ重要かを理解できているかと言えば必ずしもその
    ようなことはないように感じます。

    もともと斜めな考えを持っていた自分はというと、自身の仕事での大きな体
    験をすることでこれまでの自分の考えを正反対に変える出来事がありました。
    また、日本の歴史を知ることで自分の中の変化が確信にかわるように、教育
    の重要性が腹に落ちたように思います。

    まずは私を変えた辛い体験についてですが、今から10年と少し前、まだその
    ころは私も現場に常駐して色々な会社の基幹システムを構築する仕事をして
    いました。
    ソフトウエア工学というのか、プロジェクトを安全に進めるための基盤作り
    や大勢の人数の技術者を効果的に開発を進めることができるように標準化を
    進めるような業務を主として取り組んでいました。
    いわゆる一匹狼で現場での発言や自身の標準化やプロジェクトの進め方の理
    論を強く主張するようなSEだったと思います。
    ライバル企業の技術者を口と理論でねじ伏せるような発言も多かったと思い
    ます。
    それがあだになって半年間干されることになりました。仕事に行っても仕事
    をさせてもらえない時期が半年も続いたのです。仕事で忙しく徹夜するよう
    な事は耐えれても、仕事をさせてもらえないことはさすがに病みそうになり
    ましたが、組織の前では個の力はたかがしれていることを体感したのでした。
    これがきっかけでもっと組織の力を高めようと教育に力を入れることになり
    ました。

    また、歴史を勉強したことでもその思いが正しいという確信を得ることがで
    きました。たくさん事例はありますが、解り易いのが江戸時代の寺子屋です。
    文武両道と言われるように江戸時代の武士は武道と勉学にいそしみ、鍛錬す
    ることが重要であるという価値観がありました。
    多くの寺子屋はボランティアとして寺子屋を運営し、教えられた者は感謝し、
    教師(師匠)を一生の師として、その思想を次の世代に繋げていくという素晴
    らしい循環がありました。
    大阪では適塾、会津では日新館、萩では松下村塾など、今の日本を形作って
    きた偉人を排出していきました。
    そのような教育の背景には武士道精神があり、「仁」の精神の表れであると
    理解しています。他者のことを思いやり、他者の為に尽くすことを美徳とし
    ていた精神性が形になったものだと思います。
    そのおかげで当時の日本は貧しかったにも関わらず、幕末の就学率は90%を
    超えており、庶民の識字率は50%を超えていたと言われています。同時期に
    もっとも発展していたであろうロンドンの就学率は20%程度、子供の識字率
    は10%程度だったようです。
    このような教育がベースとなって明治、大正、昭和の時代の発展が実現した
    ことは言うまでもありません。

    他者へ教えるという行為は本来相手への慈愛の精神の表れであり、人と人と
    を結びつけ、信頼関係をつくるもっとも大切な行為なのだと思います。
    考えてみれば、上述した馬場史郎氏の私の質問への答えは、
    「人を教えることは人間の人生の使命だと考えています。」
    という答えだったと思います。今ならなるほどと思える言葉がその頃の私に
    は伝わらなかったのでしょう。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    [2] ヨドックの見方
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ▼ICタグでレジがなくなる?
    http://agora-web.jp/archives/1641057.html

    カジュアル衣料店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、
    グループ店舗で今夏をメドに来店客が自分で精算する無人レジを導入する。
    全品に無線で商品情報を読み書きできるICタグを付け、レジでの
    即時精算を可能にする。店舗側は接客を手厚くできる。また、消費者の
    生産履歴や購買行動を詳細に把握でき、今後の店舗運営に活かす構想。

    ─ YODOQの見方───────────────────────────
    ICタグの身近な導入事例としては、電車の定期や遊園地などの入場券などが
    ありますが、最近では、社員食堂の食器の裏に貼られていたり、書店や
    図書館、倉庫の在庫管理や物流などでも導入されており、人力でやっていた
    ことが機械にて自動化されてきています。

    ICタグの現在の原価は1つ10円を切るといわれています。
    今後、増々下がってくると考えられており、5円を切ってくるとスーパーや
    コンビニのような小売業全体に広がるのではないかと考えられています。
    便利になることでレジ打ちの雇用などが削減される問題も考えられています。
    消費者と雇用者と労働者の関係をもう一度見直す機会になるかもしれません。
    ──────────────────────────────────

    ▼クラウドリスクの勘所–なぜクラウド利用を恐れてしまうのか
    http://japan.zdnet.com/article/35061824/

    企業におけるクラウドサービスの利用が拡大している。
    総務省発表の発表によると国内の約50%の企業が既に利用している、もしく
    は利用する予定があるとされており、インフラやコミュニケーションツール
    ファイル保管・データ共有を中心に浸透している。
    一方で、セキュリティへの不安やコンプライアンスへの影響の懸念などの理
    由で導入しない企業も少なくはない。
    ユーザーが不安を解消させるには、まずは正しくリスクを把握することであ
    る。ベンダーの管理実態と自社のセキュリティ要求と比較して十分なのか不
    十分なのかを判断できるような情報を収集し、分析することが肝要だ。

    ─ YODOQの見方───────────────────────────
    クラウドサービスの利用におけるリスクへ考え方は、自社環境で行う場合と
    大きな違いはありませんが、「クラウド特有のリスク」が存在します。
    経済産業省では、情報セキュリティ確保のために、クラウド利用者自ら行う
    べきことと、クラウド事業者に対して求めるべきことがまとめられている「
    クラウドサービス利用のための情報セキュリティマネジメントガイドライン
    」およびその活用ガイドブックが発表されています。
    ■備考
    ご存じですか? クラウド導入のためのガイドライン
    http://www.cloud-ace.jp/report/detail04/
    ──────────────────────────────────

    ▼悪しき要件定義に見切り 新規開発に代わる選択肢に
    http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/040200056/040200001/?ST=itarchi&P=1

    塩漬けシステムを近代化したい。そんなニーズはどのIT現場にもある。だが
    要件定義から始める新規開発は、多大なコストと時間が掛かる。そこで鍵を
    握るのが、にわかに注目されてきた「モダナイゼーション」だ。

    ─ YODOQの見方───────────────────────────
    旧システムを再構築・再構成するには多大なコストがかかる。リプレースや
    リライトは以前からある手法ではあるが、いかにコストを削減するかが鍵に
    なる。モダナイゼーションの手法は具体的に確立されてきており、なんとな
    くではなく、それぞれの場面にあった方法で取り組むことが重要である。
    ■備考
    失敗しないモダナイゼーション?マイグレーションを成功させよ?
    http://it.impressbm.co.jp/category/c320021
    ──────────────────────────────────

    ▼コストは”創る”から面白い
    http://bizgate.nikkei.co.jp/article/85813513.html

    利益が出なくなると、コストを削減しようと考えるのは当然のなりゆきかも
    しれません。しかし、コスト削減だけを狙うと、思わぬ落とし穴にはまるこ
    とがあります。根底からの設計見直し部品が減ると、もとの製品より品質が
    上がるものなのです。

    ─ YODOQの見方───────────────────────────
    ■リファクタリング
    http://ja.wikipedia.org/wiki/リファクタリング (プログラミング)
    リファクタリング (refactoring) とはコンピュータプログラミングにおいて、
    プログラムの外部から見た動作を変えずにソースコードの内部構造を整理す
    ることであり、処理の効率や、メンテナンス性を向上する効果があり、品質
    を高めることにつながります。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    [3] KIKAQ情報通信
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    4月に新人が5名入社しました。2か月半の基礎研修が終わりこれからシミュレ
    ーション開発に入ります。
    取り組むのは、実際にヨドックのパッケージ商品として売り出したいと考え
    ているシステムです。
    担当者からの要件定義を行い、外部設計、内部設計を作成し、先輩のレビュー
    を受け、製造し、単体テスト、結合テストに対するケースを洗い出しテスト
    を実施する。
    課題管理、進捗管理、成果物管理、障害管理、開発の一連の流れを学ぶこと
    のできる貴重な1ヶ月半となります。

    研修期間で大きく成長して会社を盛り上げていってもらいたいですね。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
    このメールマガジンは、ヨドックと関係のある方々により有益な情報を提供
    できないかと考え始めました。今後も皆様にウェブ業界の最新ニュースをお
    伝えしつつ、楽しんでお読み頂けるメルマガ発行を目指して参りますので皆
    様からのご意見・ご感想お待ちしております。

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    ★「心・技・体」一流の企業となり、地域の発展に貢献します
    ———————————————————————-
    発行元 : 株式会社ヨドック(YODOQ)
    ■本社
    〒532-0011
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    Tel:06-6305-2278 / Fax:06-6305-2279
    ■東京支店
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