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  • なかなか筆が進まない私のブログですが、見かねた社員が携帯でも投稿できる
    よう設定中です。
    このブログに採用しているWordPress携帯投稿にも対応しているのですね。
    いろいろな用途に合わせることのできるオープンソースがたくさんあり、ユーザとしてはありがたい
    世の中です。

    その反面、選択肢が多くて選ぶのに苦労したり、すたれていったりという、栄枯盛衰のはげしさ、
    本来は、洗練されるという過程も非常に重要だと感じるのですが、最近はかなりおきざりにされて
    いるように感じます。

    サービス提供の側としては、本当に必要なものを定めて提供したいところです。

  • プロジェクトをうまく進行させ、終わらせるにはどうしたらいいか?
    システム屋をしているとかならずつきまとう課題です。

    特にトラブルのが多いのが、お客様の折衝です。
    当然といえば当然ですが、お客様は金額以上の物を求めます。
    システム屋は、金額以内に収めようとします。
    この隔たりはいつまでたっても埋まる事はありません。
    ソフトウェアは物でない為、価格は人件費によることが多いです。
    少ない労力で、お客様に納得いくものを提供できることが鍵です。
    お客様のことを考えすぎ、時間をかけ過ぎれば、結局はお客様の不利益に繋がります。

    システム屋としての提案内容の良し悪しもあるかもしれませんが、
    お客様を納得させるには熱意が必要です。
    理論的なことだけでの話では納得してくれません。それは人間関係が築けていないからです。

    私はプロジェクトを担当している時、お客様と喧嘩になるポイントを見極めています。
    その理由は、意見のぶつかり合いが無いということはお客様も真剣に考えていない証拠、
    つまり人間関係が構築できていない証拠でもあります。

    決裂にならない良い喧嘩を経て、あやまる所はあやまり、泥臭くお願いし続ける。
    そのような姿勢に信頼が成り立つと考えています。

    「かっこ悪く、泥臭く」私が考えるシステム屋像です。

  • なにわ淀川花火大会の運営に携わって色々な勉強をさせてもらったと思います。
    55万人以上の観覧者と5万人の有料観覧者を相手にした運営は1人の力では到底成し得ない
    規模でした。生まれて一番無力感を感じた2日間でした。

        2万人の有料観覧者へのお弁当配り
        3万人の有料観覧者へのチラシ、うちわ配り
        川沿いの警備
        迷子・急病人対策
        インフォメーション
        会場内の清掃・ゴミ分別
        有料席ステージ・FM放送
        VIP観覧者のアテンド

    これらの計画を作成しましたが、やることの多さ、関係者との打ち合わせで仕事もまともに
    できない日々が続きました。
    そこまでしてなぜやるのか、おそらく、ここまで大変だと思わなかったのが答えだと思います。
    一度引き受けてしまったので、途中で投げ出すわけにはいかない、失敗させるわけにはい
    かない。ただそれだけでした。
    自分だけではない、関係するみんな忙しいし、別に用事をたくさん持っている。
    やれる人がやれるだけ全力を出して協力しあう、そういう状況が実現できていたと思います。
    たしかに、事前準備が不十分だった人もいる。
    当日寝坊するひともいる。
    不本意にも休むひともいる。
    ただそれもそれぞれの人の状況があり、絶対値で計るものではないということを感じさせて
    くれるくらい、団結できたと思います。
    エピソードはたくさんあるが、1つだけ紹介しておきます。
    当日、花火が終わり、22:30にボランティアの解散が告げられた、
    ところが、
    今回の目的の1つである段ボール、ペットボトル、缶の分別回収・リサイクルについて1つ問題が発生した。
    段ボールが全く集まっていない。
    会場のいたるところにつぶされないままつみあがっている段ボールが点在している。
    明日には段ボールの回収業者さんが来てくれる。
    私は、委員会のみんなに、お願いした。
    「このままだと、明日来てくれる業者に申し訳がたたない。みんな集めるのに協力して!」
    ある人が声をあげた、
    「よし集めるぞ!」
    みんなも言った。
    「いくぞ!いくぞ!」
    総勢30名、ほとんどの委員会メンバが一丸となって段ボールの収集に協力してくれた。
    すごいことだと思う。ひとつになれた感じがした。

    多くの時間をさける人も、さけない人も思いは一つ、それを各自が理解して、尊重することで
    団結が生まれることを学びました。

    なにわ淀川花火大会自体も町の人たちに元気を与えている花火大会だとは思いますが、
    そこにかかわるたくさんの人の思いを成就させる一つの象徴のようにも思える大会でした。

    なにわ淀川花火大会なにわ淀川花火大会なにわ淀川花火大会なにわ淀川花火大会なにわ淀川花火
    翌日清掃ボランティア集合写真

  • 社内で「プロフェッショナル」をテーマに討論会を開いています。
    そんな討論会の内容から不定期でシリーズ掲載したいと思います。


    人物紹介

    鉄道ダイヤ作成(スジ屋) 牛田貢平


    東京メトロ勤続26年のサラリーマン。

    スジ屋とは、ダイヤグラムを作成する人(専門家)のこと。
    ダイヤグラム上で、列車は斜めの線で表わされる。この斜めの線を「スジ」と言うことから
    そう呼ばれる。

    スジ屋の大きな仕事はダイヤ改正のために、列車運行表を作ること。
    中には1日のすべての列車の動きが書き込まれ、600以上の‘スジ’がひかれている。

    牛田氏が表を作る際に最も大切にしているのは、これまでの実績ややり方にとらわれず、
    駅や客(現場)の変化に常に向き合い、そこから考えること。


    プロフェッショナル・エピソード


    episode [A]

    ここ2年の東西線のダイヤ改正の際、朝ラッシュの時間帯のすべての電車にのり、
    すべての駅の状況を把握した。

    各時間帯・各駅での客の乗降を自ら調査し、経験や勘も総動員して決めていく。
    駅に到着する列車や発車する列車を観察し、混み具合などを量る。

    現場の実態を克明に記録し、それにあわせて各列車の駅での
    停車時間を5秒単位で振り分けし直した。

    その結果、朝ラッシュの時間帯の慢性的な遅延は半分以下になり、
    遅れに対する客からの苦情も10分の1に減った。


    episode [B]

    利用者に喜ばれるダイヤ作りのためには、時に上司との衝突も辞さない。

    ある秋、牛田は大きな決断を迫られていた。
    平成22年度のダイヤ改正を行うか否かの選択である。
    もともと会社は、改正を行わない方針。牛田氏もその方針に沿うつもりだった。

    しかし、手元に新たな検証資料が届き、試行錯誤の結果、今からでも改正できると考え
    改正に踏み切れるギリギリのタイミングで動き始める。

    客の利便を少しでも良くしたいという思いからだが、この提案に対し、上司は疑問を呈す。
    会社全体の流れに背いて、改正に向けて動き始める意味と効果は本当にあるのか・・・。

    ※「NHK プロフェッショナル 仕事の流儀」より引用
    http://www.nhk.or.jp/professional/


    討論時の意見

    【肯定意見】

    episode [A]
    ・5秒単位という緻密な世界で、明確な結果を出している。
    ・鉄道会社にとって、最も大切な”客”の満足度を向上させた。IT業界にも通じる。

    episode [B]
    ・ギリギリのタイミングでも、改正に繋がる情報(資料)が手に入れば、上司と対立しても
    考えを押し通す生き方がプロ。見習うべき。

    【否定意見】

    ・自己の「思い」で行動している部分が大きい。

    episode [B]
    ・タイミングが遅い。決断の遅れが致命的となる場合もあるはず。


    その他所感
    ・プロというより、職人と呼べる。

    ・緻密な調査を繰り返した上で、最良と思える結論を出している。
    これは、ソフトウェア開発にも通じるはず。お客様の求める要件をすべて洗い出し、
    それをシステムに具現化する。理想のかたち。

    ・エピソードからは、コストを重視する姿勢が感じられなかった。
    顧客最優先だけでは、様々な要件に対処できないのでは。


    社長の意見
    牛田氏がダイヤ改正を提案することに対しては専門家として正しい判断であるし、その提案を却下するのも経営者として正しい判断なのかもしれません。
    結局究極的な所を突き詰めた場合、どちらが正しい、悪いということは無いように考えます。
    突き詰めるうちにぼろが出てくるかを見極めたり、打算的な経営判断を戒めるなど、両者のぶつかりあいのなかで
    良いものは生まれてくるものと思います。
    結局最後はその点に信念を持って行動している方が選ばれることが大事なのだと思います。
    提案がなんでもそのまま通ってしまうことも問題ですし、少しの障害により実行されないのも問題です。
    この件について、プロとはどういうものか、という一例を示しているのだと感じます。
    自身の仕事の中で、プロフェッショナルな行動とは?常に意識したい点です。

  • 今、なにわ淀川花火大会の設営をしていて、約500人の人に各持ち場で当日スムーズに動いてもらえるように、マニュアルなどの詰めを今行っている所です。

    いろんな面で社員のみんなには迷惑かけています。

    私のこれまでのシステム開発の経験からわりとマニュアルの作成なんかは得意の方だと考えていましたが、とにかく量が多く、全部合わせるとキングファイル1冊くらいになるくらいの量を作成しなければなりません。

    当然一人でするわけではなく、多くの人たちに協力を頂いて作成するのですが、なかなかそれがうまくいかない。多くの人は現場がどのような状況かを知らないといこともあり、またどれほどの人ごみになるかも想像が難しい点がマニュアル作りを難しくしている原因であると思います。

    現地調査を繰り返し、出来る限りリアリティのある状況を想定する。
    シミュレーションをしてみて無理が無いかを実践してみる。などなどやっていることはシステム開発となんらかわりないことをしています。

    また、最も大変なことはみんなボランティアであるということ、時間も限られ、熱意も限られるところから掘り起こしていくことが最も苦労している所です。

    これらの結果が花火大会当日に出るわけで、社員のみんなにはぜひボランティアとして参加してもらって、どんなことをしていたかを知ってもらいたいと思っています。
    きっと仕事にも役立つ気付きがあると思います。

    もともと3年前にはじめてボランティアとして参加した時、有料席の方に2万食の弁当とお茶を配る作業を担当しました。
    2万食を約2時間で配る。この作業を行うのにどれくらいの人数とフォーメーションが必要か。これは想像を絶するものがありました。それも当日は一時的に大雨で、なにもかもがぐしゃぐしゃでした。
    その時は計画もしっかりしていたのと、当日のボランティアの頑張りによってなんとか混乱なく終えることができました。
    協力して同じ作業をすることで、ボランティア間の団結力、繋がりも深くなりました。
    その後見た花火大会はこれまで見たどの花火よりも感動したものでした。

    結局、プロジェクトというものは、完璧な事などなく、
    色々な点に考えをめぐらせ、精一杯やったという状況=「成功」
    なんだと感じました。

    どんな仕事も同じですね。どれだけ真剣に取り組んだかが、満足につながり、品質や、お客様の喜びにつながるのだと実感します。

    当日ボランティア、翌日清掃ボランティア、ぜひたくさんの人に参加してもらいたいと考えています。

  • 先日、どこかの食べ物屋のトイレに入ると、こんな言葉がかかれていました。

    世界で一番綺麗な言葉それはきっとこころのこもった「ありがとう」

    私はなかなか素直にありがとうと言えません。「ありがとう」とさりげなく言葉をもらったらよい気持ちになります。

    誰もが少し相手のことを気にかけて「ありがとう」と言うことが人間関係を円滑にすることなのですが、

    最近は久々にテンバッてパニックになることがしばしばあり、厳しい口調になることが多くなっていました。

    こんなことでは人間関係悪くなると思っていた矢先に、そっとやさしく手を差し伸べてくれた仲間がいました。

    その時は素直に「ありがとう」と言えました。つらかったことが一瞬にして楽になった感じがしました。

    自然にでてくる「ありがとう」は本当に綺麗な言葉だと感じます。

    心のこもった「ありがとう」

  • 昼間に用事があり、中之島のバラ園に行きました。

    「すみませーん。」参議院選が近い今日この頃、「アンケートをお願いします。次の選挙で政治家に望む政治課題はなんですか。」
    と・・・。少子化、子育て、教育、医療、年金、防衛、憲法、沖縄基地、拉致、経済対策、財政赤字、地域主権などなど30項目。
    何に関心がありますかとのこと。

    一応全部関心はありますと言いたかったですが。3つだけだったので、以下の3つを答えました。
    ・防衛の問題 → 憲法、沖縄基地、拉致
    ・中小企業対策 → 経済対策、財政赤字、地域主権
    ・子供手当 → 少子化、医療、教育
    どれも他の問題とかかわってくる問題です。

    防衛の問題は特に今最も重要だと感じています。中国が今すごい勢いで軍事費をかけて軍拡していることは知られている所だと思います。世界3位の軍事力と言われていた日本は軍備の点でぬかれようとしています。
    ここで、アメリカの後ろ盾もなくなったらどうなるか。間違いなく近いうちに尖閣諸島はなにか理由をつけて占領されるでしょう。
    そして一生返還されることはないでしょう。竹島とおなじで。
    結局ながく占領しているかどうかの既成事実になってきます。
    ここで国の方針を明確にしておかないと、えらいことにことになりかねません。経済的な損失も尋常ではないはずです。
    どの問題でも同じですが、内に良い顔をするバラマキ政策よりもまず、外堀をしっかりと固めたスピードある決断が必要な時期であると思います。
    金のかかることよりも、規制緩和や地域分権など今できることを小さく早くが求められていると個人の浅はかな感覚では感じています。
    外国人参政権など、コアな問題もあるので一概には言えませんが、ライトな部分はどんどん地方に移譲し、重要な重い課題に中央が取り組むスピード感を求めたいです。

    こんなことを感じながら、きれいな風景を眺めていました。

    中之島バラ公園から中央公会堂を望む
    中之島バラ公園風景
    中之島バラ公園のバラ

  • 先日、お客様工場での現場対応の為に、松阪のほうへ車で出かけました。
    名阪国道から、伊勢にかけては田園風景の中、工場が点在しています。

    松阪はさておき、三重といえば、シャープの亀山工場のように、農産物でもないのに、工場をブランド化させることにも成功しています。
    この背景には、行政の積極的な取り組みと、決断の速さにより実現しています。

    2002年に、三重県の企業誘致政策により、三重県90億円、亀山市45億円の計135億円の補助金が投じられ、シャープ亀山工場が誘致されたようです。これにより各自治体が巨額の補助金を企業誘致に投資しはじめる先駆となりました。
    企業にとって、こうした補助金を提示されることは、地元にうけいれられていることでもあり、前向きにのっかかることができるそうです。

    道州制で話題になっていましたが、色々な特区を作り、それぞれの独自性によって企業誘致や観光客を集客する仕組みを考えるべきだと思います。さらには、行動が遅いことも日本の問題点であるので、はじめは小さく、良ければ大きく広げていく段階方式が望ましいのでしょう。

    はなしはそれましたが、三重県のブランドといえば、松阪肉。
    土日に作業した自分たちへのお礼に、ささやかにすき焼きを食べに行きました。

    和田金、牛銀は有名な名店ですが、内容はかわらないと言われ、少し安く、きれいな庭園を見ながら
    静かななか個室で食べられるのが、「海津 支店」です。お勧めです。

    海津のすき焼き
    松阪肉すき焼き

  • 着るだけでハンサムになれるスーツがあったら、どうしますか?
    着るだけで美人になれるスーツがあったら、どうしますか?

    世の中の大勢の人は、夢のよう。着てみたい。と思うと思います。

    本当のハンサム、美人の人以外は・・・。

    これはお金であっても同じことが言えると思います。お金がどんどん増える財布だったり。
    しばしば人間は生まれてきた楽しみを、これらのことに捧げています。

    マズローの欲求段階説にもあるように、人間の欲求は、
    「生理的欲求」・・・食欲・性欲・睡眠欲等の本能的・根源的な欲求
    から始り、
    「安全への欲求」・・・安全性・経済的安定性・良い健康状態・良い暮らしの水準
    を求め、さらに、
    「社会的欲求」・・・情緒的な人間関係・他者に受け入れられている感覚
    「自我欲求」・・・自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求
    「自己実現欲求」・・・自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化したいと思う欲求
    へと欲求が高度なものになっていく。

    欲求という物は求めれば求めるほどどんどん大きくなっていくものだと考えています。
    とはいえ、「生理的欲求」をも満足に満たせていなければ不幸せなのか・・・。
    そんなことはないと思います。
    おそらく、食を満たせていない人は、人と同じものを食べてもおそらく他の人よりも幸せ
    だと感じると思います。
    結局相対的な感覚でしかないのです。

    また、「生理的欲求」以外の欲求が、他者との比較であったり、他者との関わりに関係
    あることもとても重要なことなのかと思います。

    自分と近しい人を大事に思う。また、近しい人から大事に思われる。
    このような些細な思いやりがずっと続くことがほんとうの幸せなのだと思います。
    特に死ぬ間際にでもこのことが実感できればこれほど幸せな事はないと思います。

    このようなことを感じさせてくれる映画でした。

  • 本日は、『ビートたけしのTVタックル』『ビートたけしのTVタックル』に出演
    しているジェフ・バーグランド氏の講演を聞きました。

    日本人より日本人のことを知る人で、世界からの客観的な日本の魅力について話して
    頂きました。
    日本人は今でこそ海外にて活躍している人は多いですがまだまだ国際的にグローバル
    に活動している人が少ない国なのか、自身の国の良さを理解できていないのかなと
    思わせる講演でした。

    彼は、1969年、40数年前に同志社大学に留学することから日本での生活が始りました。
    ある意味私の先輩ですね。

    その後結婚し、バーグランド薫夫人(同志社高校英語科講師)との間に健、龍之介、
    漱石の3人の息子ができ、趣味は尺八、囲碁、少林寺拳法など様々なことに取り組ん
    でいます。
    京都在住39年、現在は、江戸時代後期に建てられた町家に暮らし、日本人以上に
    日本の文化を愛する一人でもあります。

    当時の日本での面白いエピソードを語ってくれました。

    留学した当初は毎日勉強で寝る時間はいつも真夜中、日本で一緒に暮らしていた日本
    の家族はいつもお風呂に入る時、「お先に」「お先に」といってお風呂に入ります。
    その時彼は思ったそうです。「お先に」とはお風呂に入りますと言う意味だろう。
    ある時、バスに乗ろうとした時、一緒に並んでいた老人が、「お先に」といってバス
    に乗って行ったそうです。その時彼の頭に電球がともったように理解したそうです。
    そのお婆さんは私を外国人と理解し、ジョークを言ったのだと・・・。

    わかるでしょうか?
    そう、お風呂に入ることを「お先に」と言うと理解していたバーグランド氏は、バス(bus)
    と風呂(bath)をかけたジョークだと理解したそうです。

    これは単なる笑い話ですが、こういうように取り違えをした背景として、アメリカ文化と
    日本文化の違いがあることを話してくれました。

    アメリカでは「お先に」=「before you」とは絶対に言わないそうです。
    「後に」=「after you」としか言わないそうです。

    基本は自分が先にという考えが文化(これを彼は「発信者責任文化」と呼んでいます。)
    先に入ってあたりまえ、後に入るのがおもいやりになるそうです。

    方や日本は、基本後に入るのが当たり前、先に入る時に思いやりを持って「お先に」と
    言います。(これを彼は「受信者責任文化」と呼んでいます。)

    そう、おわかりになるように日本は非常に相手のことを思いやる心が文化として備わっ
    ている。たえず相手の気持ちを考える文化なのです。
    別のことばで「和のこころ」と表現することもあります。
    「発信者責任文化」の先には基本的に争いがつきものになってきますしかし、
    「受信者責任文化」には自然と平和的考えば生きついています。

    発信できないことをよく日本人はダメと表現されますが、本来非常に誇れることなの
    だと思います。この文化を大切にしながらも、国際的に勝残って行ける発信力をもつ
    ことが日本人として必要なことだと感じました。

    我々の会社もその縮小版のように思います。お互いを気遣う心は持っています。
    それを大切にしながら、発信していけるスキルを磨いていくことが必要だと切に思います。

    さいごに彼の座右の銘「力いっぱい生きよう」という言葉、彼の背景を考えれば
    重い言葉です。

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