Archive for 2015年3月31日

韓国

2015年3月31日

先日友人の結婚式で韓国に行ってきました。

5年程前から韓国に縁がありよく行っています。
今回も週末を利用して弾丸で行ってきました。

いつもは仁川空港からソウル周辺に滞在する事が多いのですが、
今回は初釜山、初大邱でした。
関空で国際Wifiをレンタルして、金海国際空港に向かいました。

今回は結婚式に間に合わなければいけなかったので、LCCは使えず…
エアプサンだったのですが、機内ではいつも韓国人か日本人か
分からず韓国語で話されます。
初めて韓国に行った際も、日本人が多い観光地で呼び込みをされる
友人をよそに私だけスルーされまくるという事がありました。

金海国際空港に着くと、そこからが問題で…
行く前から懸念していたのですが、案の定大邱行きのバスがわからなくて
チケット売り場も見当たらず、荷物が出てくるのが遅かった事もあり
時間もギリギリ。
バスが出る時間は調べて分かっていたのですが、その時停留所には
3台バスが停まっていました;

一応周りの人に何人か尋ねましたが、韓国語があまり分からないので
困りました。英語で話しても韓国語で返事がくるので、
「日本人なので韓国語がわかりません」「大邱に行きたいです」
とつたない韓国語で話すものの、返ってくるのは当然韓国語なので
どうしようかなと思っていると、子どもを連れたお母さんが英語で
説明してくれました。

この時、思い込みって怖いなと感じました。
チケットは券売機で買うと勝手に思い込んでいたので、ずっと
探していたのですが実は空港内の「え?これチケット売り場なの?」
という受付カウンターでチケットは販売されていました。
おばさんが親切に対応して下さって、「時間ぎりぎりよ!急いで1番
乗り場から乗ってね!」と言ってくれました。

走って乗り場に向かうと、先程のお母さんが心配してくれていたようで
私の荷物を奪うようにしてバスにのせ、見送ってくれました。
本当に有り難かったです。

無事にバスに乗る事が出来たのですが、韓国に来るとよく人の優しさを
感じます。しみじみと。

毎回言葉がわからない癖に適当に行動したり、買い物に行ったりするので
道に迷ったり、宿泊先に戻れなくなったりします。
でもいつも困っていると誰かが助けてくれます。
日本にいると何となく、韓国人(特に年配の方々)は日本人に対して
風当たりが強いのかなと感じます。
でも実際は年配の方々の方が世話焼きというか、最後までちゃんと教えて
くれます。日本人だと伝えたらなおさらです。

式が終わってから友人(韓国人)と公園を散歩しながら、この話をしたのですが
日本も同じだと言っていました。
韓国人は嫌われていると思ったけど、日本人も優しく接してくれたと話して
くれました。
色んな考えがあると思いますが、どこの国もメディアの影響が思いのほか
大きいのかもしれません。

外国に行くと本当に色々な事があります。
でも自分ではどうにもできない事が起こるというのはとても大切な気がしています。
日本にいると不自由な事がないので、危機的な事はそうそうないのですが、
トラブルがあると、それと同時にどうすれば解決できるのかを学ぶ事が
出来るので私はそれが結構好きです。
今回も楽しい旅でした。

ちなみに結婚式はこんな感じでした。
出席者が1000人くらいいたのでビックリ!!
韓国結婚式

式翌日の朝は早起きして近くの公園を散歩。
スタバでゆっくり。
スソン公園

テグスタバ

せっかく韓国に来たので、帰りに空港でビビンバ。
大好きなバナナ牛乳。
ビビンバ

バナナウユ

帰りは飛行機が1時間遅れていたので少し遅めの帰宅に
なりました。

無事に帰れた事に何よりも感謝。
감사합니다. 사랑해요.

落語

2015年3月24日

落語を聴きに南森町にある繁昌亭に行きました。

先日、人間国宝の桂米朝さんがお亡くなりになりましたね。
米朝さんが落語を始められた頃は上方落語が廃れる一途をたどって
いたそうで、存亡の危機に弟子入りし落語家になられたそうです。

最近桂枝雀さんの落語をyoutube等で聞いて、落語に凄く興味を
持ちました。
落語には決まった演目があるんですが、噺家によって間合いも、
演じ方も、話すスピードも違います。
話に入る前の導入部分も噺家さんそれぞれのお客さんとの距離の
縮め方がありとても面白いなと思っていました。
桂枝雀さんは米朝さんのお弟子さんで、英語落語でも有名な方ですが
聞いた事がない人には是非おすすめしたいです。
もちろん米朝さんの落語もとても面白いです。

繁昌亭は箱があまり大きくないので聴きやすくてよかったです。
チケットが直ぐに売り切れてしまうようなので早目に予約するのが
いいと思います。
噺家によって値段が倍になることもあるので調べてから行く事を
おすすめします♪

繁昌亭公式HP
http://www.hanjotei.jp/index.html

繁昌亭

落語

※公演中の写真撮影は禁止です

3・11

2015年3月11日

東日本大震災から今年で4年になるんですね。

発生時刻に私は電車に乗っていて気付かず、
シェアハウスをしていた韓国人の友人の電話で
大規模な地震があった事を知りました。

当時マンションの13階に住んでいて、かなり
揺れたらしく、地震をあまり経験した事のない
友人からの電話は悲鳴に近いものがありました。

程なく、東京で仕事がありそこで行われた会議で
被災地に支援に行く事になりました。

国際関係のNPOで働いていた為、学生と共に
行く事になり、長靴やカイロ、カッパ等を用意して
震災から約2週間後に現地に向かいました。

大阪から夜行バスで東京に向かい、東京で学生を
ピックアップして車で気仙沼、大船渡に向かいました。

現地では雪が積もっていて、肌が真っ赤になる程
寒かったです。
港に近い民家は全て波に飲み込まれてしまったので
遠くにあるはずの海がすぐそこに見えるような、
背筋が凍りつくような風景でした。

瓦礫の撤去や、浸水して半壊してしまったお家の
掃除を手伝いました。
とにかく町中が潮とヘドロの匂いでいっぱいでした。

港近くのお家はお年寄りの方だけの住宅も多く、
疲労困憊されている様子でした。
親族が亡くなられた方の未だ情況を把握しきれず
混乱していた姿が忘れられません。
笑いながら涙する・・・心は粉々だったと思います。

東北の方々は優しかったです。
津波に大切なものを取り去られて、必要とするものが
何も無いにも関わらず、手伝ったどのお家の方も
「ありがとう、何かあげたいけど・・・」と家中を
探しまわって私たちの手にいつも何かを握らせてくれました。
その気持ちが有り難くもあり、とても複雑でした。

助けたい。何かしたい。
そんな気持ちで行ったのに、実際は何かを頂いてかえってきた、
そんな貴重で、心苦しい体験でした。

これからも続けて支援できることを探していきたいと
思います。一時の支援で終わりたくないなと思います。

東日本大震災

瓦礫の山

清掃活動

東北震災