Anniversary Conversation
記念対談

01取締役対談

左から時計回り 米村さん、阪上さん、花田さん、榊原さん
まず最初に、設立から今日までの20年間を支えてきた取締役の皆様にお話を伺います。
ヨドックはどのような20年間を歩んできたのでしょうか?
これまでを振り返って、様々なお話を聞いていきたいと思います!

10年前と比べて変わったところ、設立当時から振り返って…

阪上さん
会社を起業しても10年たったら9割が倒産するといわれている中で、うちは20年目ですね。
10年前と比べると、まずは役員が増えました。
花田さん
10年前はいないんでしたっけ?ちょうどそのあとに増えたのか。
司会
10周年の記念対談は大野さん、榊原さん、阪上さんの3人でした。
その際はオフショア開発とか海外進出もしたいってお話がありましたけど、そのあたりはどうですか?
榊原さん
それは叶いましたね。
花田さん
ちょうど10周年の対談の後くらいから中国でのオフショア開発が始まったのかな。
あと東京オフィスも西中島オフィスもできましたね。
阪上さん
今のオフィスに移ったのは10年以上前だったかな?
米村さん
10年前の時点ではもうここでした。
花田さん
その前に2回移転したんでしたね。
榊原さん
それ以降オフィスの場所は変わってないけど、コロナもあってオフィスのプチリニューアルはしました。
会議室が変わったり、リモートワーク仕様になったり。
司会
社内の雰囲気はどう変わりましたか?
花田さん
私は2010年~2013年くらいの間社内にいました。当時は結構和気あいあいとしてましたよ。
榊原さん
なんならうるさかった。
花田さん
雑談もあるけど、炎上してるプロジェクトがあって終電まで作業しても終わらなかったりとかがありました。
榊原さん
今はそういうのないですね。おとなしくなったかなと思います。
花田さん
10年前と比べるとだいぶ静かになりました。
あとはプロジェクトの炎上も、経験積んで調整力ついて無くなってきましたね。
昔は土日に来てる人もいたけどもう今はいないですもんね。
米村さん
そういう意味では休みも取りやすくなって、有給取得率もかなり上がりましたね。
阪上さん
今は取得率80~90%くらいありますよ。
花田さん
福利厚生の方もかなり充実してきましたね。10年前と比べても全然違うと思います。
阪上さん
住宅手当とか、退職金とか、テレワーク時の光熱費支給とか…昼寝制度とかも出来ましたね。
大野社長コメント
10年前、2013年は特に私が地域の役員が集まる経営者の会に入ってめちゃくちゃ忙しくて、社内の管理は他の役員にお願いしていた時期。
リーマンショックが終わって少しずつ良くなってきて、ここから伸びるために何をしていかないといけないかを考えていて、その経営者の会で知り合った人から任せてもらえる仕事も少しずつ増えていったね。
設立当時はもう全然違って役員が全員外で働く、技術者集団みたいな感じだったからね。
当時から考えると、今は組織体系がきちっとできてきて、管理する人と作る人の分業が行われるようになったのが大きく変わったところかな。
あと、10年前はまだまだ朝までいけてたね!
大野社長

大変だった時期はいつですか?

榊原さん
コロナの時期は大変でしたね。みんなかかってしまって、どうしようもできないみたいな。
米村さん
あの時は大変でしたね。僕1人でオフィスからリモート端末を送りまくって…。
花田さん
まあコロナ禍になってからリモート環境が一気に整いましたよね。
米村さん
そうですね。それまでもやろうとはしていたけど、今すぐって感じではなくて。
阪上さん
準備の方は大野さんが進めてくれてはいましたけどね。
榊原さん
ある意味、リモート環境整えるいいタイミングにはなりましたね。
司会
コロナ禍は売上的に厳しくなったりはしなかったですか?
榊原さん
最初はどうなることかと思ったけど、お客様によっては人手不足で仕事が増えることもありました。
特に東京の仕事に助けられた面はあります。
今まではzoomを使うというのがなくて全部訪問打ち合わせだったので…。
米村さん
ちょうどコロナ禍でオンライン会議ができるようになったのがよかったですね。
でもいざというときには駆けつけてほしいというお客様もいて、そうしたニーズにも応えられるので、仕事が一気に増えました。
逆に売上的にしんどかったのはリーマンショックのころですね。
当時は常駐の方が割合が多かったけど、大手企業さんは単価を下げる方向だったので、新規で常駐先探したりはなかなか難しかったです。
花田さん
常駐メンバーが契約終了で社内に戻ってくるけどやることは少なくて…って感じで。
榊原さん
まあそれもあったから、受託の方頑張ろうってなりましたよね。
米村さん
社内の受託と常駐の割合も10年前と比べると随分変わりましたね。
受託の割合が結構増えました。
元々は常駐メンバーの方が多かったけど、今は半々~受託の方がやや多いかくらいかな。
榊原さん
要は何か危機があるとそれを乗り越えるために成長するということですよね。
大野社長コメント
大変だったのはやっぱり圧倒的にリーマンショックの時。
仕事が減って、案件も安く受けるしかなくて、必死でやってた。
それから2013年頃は経営者の会に営業としてずっと行っていたんだけど、それが社内の人から見たらずっと遊んでいるように見えていたみたいで…
本当に何をしても周りから酷いこと言われて(笑)もう辞めようかなとも思ってた時期ですね。
あとは営業をし始めた頃。もともと技術者だから営業なんか簡単にできるわけじゃなくて、朝から晩まで事務所で悩んでた。
まあそのしんどい時期に声かけてくれた会社さんと教育や仕事を一緒にやっていくようになったんだよね。
そうして教育を毎年繰り返して、今の教育の形が出来上がってきたんだね。

何がモチベーションになってますか?

米村さん
若手の子たちが成長していくのを見るのはモチベーションになってますね。
社内にいると新人の子たちが研修からどんどん育っていくので。
榊原さん
マインドがお父さんというか、見守る側になりますよね。
花田さん
自分の技術が!っていう時期はもう過ぎて、今は下を育てる段階ですね。
阪上さん
そうですね。
仕事とは少し離れるけど、今の若手メンバーに家族が出来たら、仕事以外の子育ての話をしたいなって思ってます。
榊原さん
10年前20年前と比べると、それぞれ家族が出来て目線が変わったっていうことですよね。
家庭がある人が増えて、会社としても社員の家族のことを考えるようになってきました。
大野社長コメント
私の場合は、単純にこの仕事が好きなんだよね。20年間それは変わっていないから天職だと思ってる。
何をやっても楽しいからあんまり苦にはならない。
あとは会社っていうのは子供みたいなもので、育っていくのをみるのも楽しいね!
しんどかった時はもう四面楚歌で大変だったけど、そこで社員を切っていってたら、実際言われてたようにマインド的にも社員がコマのようになってたかもしれない。
その時頑張って受け入れながら進んでいったから、乗り越えて今があるのかなと思う。
大野社長

今後の目標や挑戦していきたいことはありますか?

米村さん
社員100名を目指す、ですかね。
会社の規模を大きくしたいなと思ってます。
司会
10年前も採用に力入れたいって話をされてましたね。
榊原さん
10年前はまだ中途採用の募集を出してなかったころだと思います。そこに力を入れる余裕がなかったですね。
そのころに比べたら採用にも力を入れられるようになってきましたね。
花田さん
新卒採用を始めたのも、中途採用の募集できるようになった後からですもんね。
阪上さん
なので今は中途採用と新卒採用にも結構お金かけてます。
榊原さん
それもあってWeb事業企画部のメンバーも増えましたね。
10年前にデザインできる人とかほとんどいなかったと思います。
司会
今回の20周年のロゴも社内公募で書いていただきましたしね。
大野社長コメント
社員100名っていうのは、やっぱり規模感を大きくすることで出来る仕事を増やすのと、採用する時に来てくれる人の不安感を少しでも無くすという意味で設定している目標だね。
あとは、いつも言っていることではあるんだけど、大阪、さらには関西の会社さんで何か問題があった時に、「ヨドックに頼めばいいやん!」って言ってもらえるような、そんな風な会社になっていきたいね。
中小企業でも頼みやすいコストでやってくれるよって口コミがどんどん回って、ヨドックを知ってくれる人が倍々に増えていってくれたらいいな。

これまでの20年間を振り返ると、様々な出来事があってそれらを乗り越えながら進歩してきたのですね。
貴重なお話をありがとうございました!

02教育担当対談

左から時計回り 橋詰さん(2022 年入社を担当)、足立さん( 2020 年入社を担当)、
松本さん( 2019 年入社を担当)、写真なし金森さん( 2021 年入社を担当)
次は、歴代教育担当の皆様にお話を伺います。
ヨドックでは長年のノウハウを生かして作られた研修カリキュラムがあり、毎年1名の社員がメインの教育担当を務めます。
それでは、教育担当経験者ならではのお話を聞いていきたいと思います!

教育担当をすると決まった時どう思いましたか?

松本さん
現場に出てからずっとjavaだったので、教育自体には大きな不安はなかったです。
ただ、研修生が12人いるということだったので、自分1人でその人数を見切れるのかという不安はありましたね。
足立さん
私の担当した研修生も松本さんの時と同じくらいの人数でしたけど、前年の松本さんがうまくやり遂げていたので何とかなるだろうと思ってました。
金森さん
2年目くらいのころからSQLの講義などで教育には携わっていたから、いつかはするだろうという心構えは出来ていました。
けど実務ではjavaよりphpをやっていたので、少し勉強し直さないといけないなとは思いましたね。
橋詰さん
私は教育担当に決まったと聞いたときは驚きましたし、年次が浅かったため不安もありました。
でも将来的にはやってみたいと思っていたので、わくわくする気持ちもありました。

研修の中で大変だったことはありますか?

松本さん
私の時は人数が多かったので人によって理解度の差があって、それぞれの理解度に合わせて教えるのが難しかったですね。
理解が早い人には難しい課題に取り組んでもらったり、理解が遅めの人にはじっくり教えたりしたかったんですけど、1人でさばききるには限度がありました。
金森さん
分かります。全員に対して均等に時間を割きたかったけどなかなか難しかったです。
あと自分のときは、教育以外に保守案件の作業との両立が大変でしたね。そこは橋詰さんも同じだと思います。
橋詰さん
そうですね。私も当初の予定と違って両立という形になったので、そこは苦労しました。
あとはコロナ禍だったので、研修生が罹ったときのスケジュール調整やフォローがあったのも大変でしたね。
足立さん
コロナ禍でいうと私が担当した年がちょうどコロナ禍が始まったタイミングだったので、ほとんどがテレワークでの講義に変更になりました。
テレワークに不慣れだったり接続がうまくいかなかったりでなかなか大変でしたね。
全体的に、教育自体が大変というよりは想定していなかった不確定要素で大変な部分が多かったと思います。

嬉しかったこと、やりがいを感じたことはありますか?

足立さん
最初に躓いていた人が研修終わるころにはしっかり成長しているのを見て、やりがいを感じたし教えてよかったなと思いました。
金森さん
私は研修を通して研修生が自分の中で何かをつかんでいるように感じられる場面があると嬉しかったです。
橋詰さん
そうですね。分からなかったことが分かったときの表情がマスク越しでもよく伝わってきて、それが励みになってました。
あとは研修後に、担当した研修生がそれぞれの案件で頑張っているという話を耳にした時がうれしかったです。
松本さん
それはありますね。自分の担当した代は今それぞれ1人前に仕事してますし、橋詰さんとかは教育担当を任されるまでになって、そういう姿を見るとうれしいですね。

YODOQの新人研修についてどう思いますか?

足立さん
期間も長いし内容のボリュームも多いけど、その分力がつくから必要な期間・ボリュームだと思います。
松本さん
そうですね。カリキュラムが多い分、研修後すぐに現場に出ても評価されてることが多いです。
足立さん
内容としても、この教育スタイルになってからの10数年でノウハウが蓄積・ブラッシュアップされて、ヨドック独自の質の高い内容になっていると思いますね。
橋詰さん
未経験の人も大学で勉強した人も、研修が終わるころにはみんな同じレベルの知識がつくような内容になっていて、研修を受ける側としてもありがたかったです。
金森さん
新卒目線でみても、ちゃんとした研修が受けられるというのは会社としての魅力ですよね。
4か月という期間で時間をかけて力を蓄えられるのはすごくいいと思います。

新人だけでなく、教育担当の方も大変さややりがいを感じながら研修期間を乗り越えているということがよく分かりました。
これからも多くの新人が研修を経て成長していってほしいですね!

03若手対談

左から時計回り 2年目 I さん、 2 年目 T さん、 3 年目 H さん、 3 年目 M さん、 4年目 M さん
最後は、入社2年目から4年目までの若手社員にお話を伺います。
今、活躍している若手社員はどんなことを感じているのか、聞いていきたいと思います!

研修内容は実業務に役立っていますか?

3年目Hさん
研修が基盤になっていてそこにプラスで知識を身につけていけている、という感じがします。
研修後はC#のアプリ開発業務でしたが、Javaの基盤が身についていたから、調べてこういうことかって理解することができたと思います。
2年目Iさん
そうですね。僕は業務内容で分からないことがあったときに、そういえばこれって研修で同じことやったなと思って、研修の時のソースを見てみたんです。
そうしたら解決して!まさに「研修でやったところだ!」の状況になりました。

人によって業務内容が様々ですが、その業務内容について深く勉強はされますか?

3年目Hさん
今やっている売上・仕入等を管理する基幹システムは会計に関係があるんですが、これは元々持っていた資格もあって、それにさらにプラスで自分で勉強したりしましたね。
4年目Mさん
私は、今やっている決済システムのプロジェクトでは会社独特の略し方とか用語があったりして、それは資料見たりして勉強しました。
そうしないとお客様の話してる内容についていけなかったりで、「何語喋ってるんやろ」ってなります…。
3年目Mさん
私も常駐になった時は、その勤務先にある元々用意してある資料を読み込みました。配属された日から3日間ずっと説明を受けたので大変でした。
2年目Iさん
勤怠管理のパッケージ商品の案件では、勉強ではないですが、前提知識として勤怠計算の深夜時間とか倍率とか分からなくなることがあって、その都度調べていますね。
2年目Tさん
そういった面では私はアミューズメント施設の予約システム開発から始まったので、前提知識があまりなくても入りやすい、イメージしやすい案件から始まったな~と思いますね。

今までで記憶に残っている仕事はありますか?

3年目Mさん
要件定義の最初の会議から参加して、最後リリースするところまで参加できた業務は記憶に残っています。
それ以外では断片的に参加することが多かったので、一年かけて一通り参加でき、上流工程も経験出来てよかったなと思います。
4年目Mさん
私は、配送業のWebシステム開発の時に画面のデザインやスマホ画面の対応を任されたんですが、やってみると新鮮で楽しかったなと感じました。
2年目Tさん
私も予約システム開発の時に、画面デザインの修正などを担当したことがあり、デザインも守備範囲なんだ!と少し驚きました。もっと勉強すると楽しそうだなと思います。

どの業務工程が好きですか?

2年目Tさん
一通りの工程を体験して、設計・実装が楽しかったな~と感じたので、その工程をこれからもっとやっていってみたいなと思います。
3年目Hさん
私は実装が好きです。実際に自分が動かして動いたときの満足感が…いいですね。
2年目Iさん
分かります!自分は設計をメインでやっていたんですが、合間合間に修正したりするときにその楽しさに気付いてしまいました。
4年目Mさん
私は設計が好きですね。自分で設計したものがオフショアで作られて返ってきたのを確認した時、ちゃんとできていたら自分の設計書で出来上がったんだなと思って感動しました。
3年目Mさん
この記述で伝わった!と嬉しくなりますよね。

後輩として気を付けていることはありますか?

3年目Hさん
今自分が何しているかがチーム内で分かるように意識していますね。
期日に遅れそうだったり、詰まっているときは逐一報告するように心がけています。
3年目Mさん
私は、質問する時に「ここはこうで分かりません、ここまではやりました」ということをしっかり伝えて、今分かっているところと分からないところをはっきりさせるようにしています。
時間を取ってしまうことになるので、漠然とした質問をしないようにしています。
4年目Mさん
Mさんに似ているんですが、私は質問する内容に気を付けています。
絶対先輩に聞かないと分からないことと、調べたら分かることをしっかり分けて、質問するべきことを聞くようにしています。
2年目Iさん
研修の時に質問の仕方は仕込まれましたね。
僕は「何したらいいですか?」と質問するのではなくて、「僕〇〇します。」と報告するようにしています。
2年目Tさん
上手く質問や報告ができるのは後輩力!って感じがしますね。

ヨドックでは若手でもたくさん活躍する機会があります。
どんどん力を伸ばして、これからのヨドックを担っていく存在になってほしいですね!